例文28 – a group of ~は単数扱い、それとも複数?

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a group of ~

これは「一群の~」といっても「~の一群」といっても意味は変わりませんね。
groupの母音字ouはflyの過去形のflewのewと同じ発音です。それにしてもouの発音は種類がおおいですね。group、about、touch、could、shoulder、ought(※この本には出ていません)などすべて違います。

ところで”a group of ~”全体は単数扱い、それとも複数扱いでしょうか?
この例文で見る限りではbe動詞がareになっていて複数扱いだということになりますが・・・。

でも私は疑問でした。日本語訳を見て、英文に直す練習をしていて、自分の感覚だとbe動詞をisにしてしまうんです。
だって「一群」ですよ、単数扱いじゃないんですかねぇ?

goo辞書でgroupを調べてみると、「米では単数扱いが好まれるが,英では複数扱いが多用される傾向がある」との記述がありました。またGoogleで”a group of”と検索してみると、”a group of ~”の次に3単現がくる例が多く見つかりました。

boy

日本語ではボーイのように伸ばして発音します。でもoyはカタカナでオィと言った方が原語に近いですね。oyの同じ発音を含む単語を抽出して、まとめて練習しましょう。

boy(28)・enjoy(80)・toy(267)・joy(273)

oiも同じですね。noise(93)・join(109)・voice(142)・coin(157)・noisy(186)・disappoint(275)
※()の数字は例文の番号です。

fly

flyは自動詞で「飛ぶ」、他動詞で「~を飛ばす」という意味。3単現がflies、子音字+yで終わる語はyをiにかえてesを付ける決まりでしたね。ing形がflying、過去・過去分詞は不規則変化でflew – flownです。例文66には過去形のflewが出てきます。flewのewは発音が[ウー]ですね。あと、関連語彙としては例文80にflight:「飛行、空の旅」があります。

日本語で「フライ」というと、野球でライトフライとかセンターフライとかキャッチャーフライとか、兎に角ゴロではなくて、高く上がった打球のことを言いますね。そして直線的に勢いよく野手を襲う打球はライナー(liner)なんて言っています。エビフライという場合のフライはカタカナ発音では飛ぶほうのフライと同じになってしまいますが、スペルはLではなくRでfryです。カタカナは外国語を日本語の中に組み入れるのに重宝しますが、元の発音からはかけ離れていて、英語習得の足かせになっているような気がします。英語を学習する前から頭にインプットされてしまっているカタカナ語は一つ一つチェックしてみないと、国際的に通用するものかどうか分からないですね。発音の違いもあれば、意味的に和製のものも多くあります。この本、「例文で覚える中学英単語・熟語1800」はやり直し英語で最初に取り組むには良い本ですが、発音と音節の知識だけは他の書籍や辞書等で追加した方がいいです。発音記号が読めない、音節が正しく区切れないではその先の成長が望めないと思います。少なくともカタカナ発音からは抜け出さないとまずいです。

kite

kiteの発音はフォニックスルール(Phonics Rule)を知っていればばっちりですね。最後のeは発音しないで母音字のiはアルファベットの読み[アィ]です。「たこ」はたこでも、kiteのたこは「凧」、男性なら子供のころ一度は経験があると思いますが風力を利用して空に揚げる糸で繋いでおいてコントロールする昔ながらの玩具ですね。ではタコ焼きに入っている「タコ」はなんて言うんだろう? – えっ、知らなかった。調べてみると”octopus”とあるではないか。カタカナでいえば「オクトパス」、昔ザ・ビートルズの名盤アビーロードに入っていた「オクトパス・ガーデン」というタイトルの曲をリンゴスターがボーカルをとって歌っていたが、オクトパスの意味は知らずに聞いていた。ちょっと恥ずかしい気分。その後、リンゴスターの「オクトパス・ガーデン」は絵本にもなったそうで、日本語では「タコくんのおにわ」という本のタイトルになっていました。octopusはギリシャ語由来で「8本の足」から来ているようです。そういえば、音楽でもドからその上のドは8度音程で1オクターブといいます。octは「8」なんですね。じゃあ、なんでOctoberは10月なんだって?これは、現在の10月は古代ローマでは8番目の月に当たっていたからだそうです。かなりkiteからは逸れてしまいましたが、これでoctopusの意味も忘れないでいられそうです。

field

世界陸上などの陸上競技大会をテレビで見ていると「フィールド競技」という言葉をよく聞きます。外周にトラックがあって、その内側の部分で行われる競技がフィールド競技というのですね。また、ビートルズの話になりますが「ストロベリー・フィールズ・フォーエヴァ―」という曲がありますね。ストロベリー・フィールズとは当時リバプールにあった孤児院の名前なんだそうですが、日本語にすればイチゴ畑ですよね。まぁ、こんな感じでfieldのイメージを掴んでおくとして、この例文では「野原、原っぱ」で凧を揚げている子供たちをイメージしてこの例文は終わりです。ちなみに、Googleの画像検索で”Flying kites in the field”と入れてみると、これは凄い!イメージ通りのサムネール画像がいっぱい出てきます。流石はGoolgeですね!!

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