例文29 – a native speaker of English

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learn

例文28に引き続き現在進行形の例文です。learnは3単現がlearns、ing形がlearning、規則動詞なので過去・過去分詞はlearnedです。

ea+rの発音ですがearは4通りほどあるようです。learnのearはearly、earth、earthquakeなどと同じです。例文16のページを参考にしてください。
http://www.sfulhat.net/?p=268

learnは「~を学ぶ、習う」となっていますが、例文84に出てくるstudyとはどう違うのか気になりますね。この件、例文158にもlearnが復習マークつきで出てきますが、ここの見出し語の意味・解説欄に説明があります。さらにgoo辞書の語法解説を見ると、積極的な努力を伴うのがstudyだと書いてありました。

conversation

音節をチェックしてみるとcon|ver|sa|tionのように4音節で第1アクセントは3音節目ですね。

conversationはこの本では、この例文にしか登場しませんが、一般的な「会話」という意味でどんな動詞と一緒に使えるのか、ちょっと調べておきましょう。

「会話をする」という表現は動詞:haveを使って”have a conversation”が基本ですね。どんな会話なのか表現したければ”a conversation”に形容詞をプラスすれば色々変化が付けられます。

例えば、例文11にでてきた形容詞、friendlyを使って”a friendly conversation”として「友好的な会話」、例文288のfunnyを入れて”a funny conversation”として「おかしな会話」のように言えます。また、「誰と」会話するのか示したければ”with ~”を追加すれば表現できます。例文213に出てくるcustomerを使って「お客さんと」なら”with a customer”のようにです。全体をひとつにまとめてみると、”have a fiendly conversation with a customer”として「お客さんとフレンドリーに話をする」のようになります。「例文で覚える中学英単語・熟語1800」は例文の中で英単語や熟語の使い方を学べるとはいえ、そこで終わってしまっては、実用的に英語を使えるようにはなりません。自分で表現の幅を広げていく練習を日ごろからやって、ストックを増やしていくことが大事ですね。

from

例文で覚える中学英単語・熟語1800には前置詞が38個ほど載っています。このテキストでは熟語の扱いですが、複数の語の組み合わせから成る群前置詞は9個ほど紹介されており、前置詞の役割をする語彙は全部で47個ほどあります。

この本に登場する前置詞をアルファベット昇順にリストアップしてみます。
about
across
against
along
among
around
as
at
before
behind
beside
besides
between
by
down
during
for
from
in
inside
into
like
near
of
on
outside
over
round
since
than
through
to
toward
under
unlike
until
with
without

この本に登場する群前置詞は次です。
according to
all over
because of
in front of
in order to
in spite of
instead of
on one’s way to(on the way to)
such as

前置詞は他の品詞と比べると数はそう多くはないですね。群前置詞を別にすれば、中学英語の範囲ですでに、重要なものはほとんど出ています。ですが、基本的な前置詞の意味の広がりをイメージして十分把握するのは難しいですね。2,3の例文だけで使い方をマスターすることはできないです。この例文に登場のfromも日本語の「~から」に当たると覚えておくだけでは不十分です。fromの基本は「起点」「出発点」を表すということですが、そこから発展した使い方まで理解するのは簡単ではないですから、多くの英文に接して慣れていく努力が必要ですね。

先ずは、この本の中からfromが使われている例文をピックアップしてみましょう。

前置詞fromは例文1・10・29・54・57・69・110・128・144・192・211・226・258・261の14例文に出ています。

native

私は「日本語を母語とする人」:”a native speaker of Japanese”ですが、英語の習得に苦労している大多数の日本人の一人です。同じ人間(ホモ・サピエンス)なのに、日本語と英語はなぜこんなにセンテンスの組み立て順序が違うのか不思議です。この例文を英語の語順のまま日本語にすると「私は|学んでいます|英会話を|英語を母語とする人に」といったようになりますが、英語の語順に最初は戸惑いを感じました。でも慣れると、これもいいかなって思えてきました。最初にS(主語)とT(時制)とV(動詞)を持ってくる、ここまでをまずは考えて、その後は必然的に述べるべき要素を並べるだけです。言うほど易しくないですけどね、ちょっと格好つけてみました。でもこのセンテンス「私は|学んでいます」と言ったら、「えっ、何を?」→「英会話を」、「でっ、誰に?」→「英語を母語とする人に」のように必要な情報を追加していけば文が成立です。この動詞は他動詞だから目的語が必要だとか、自動詞だから目的語は必要ないとか考えるのはナンセンスですね。私の場合、このことは漠然とは分かっていたのですが、はっきり理解させてくれたのが
こちらでした。

speaker

スピーカーと日本語で言えば、それはステレオの音が実際に出てくる箱のことを思い浮かべます。自分の感覚がぶれていないかGoogleで画像検索してみましょう。「スピーカー」と検索窓に入力してみると、やっぱり出てくるのは想像通りでした。安心。今度は”speaker”と入れてみました。結果はほとんど同じでした。なんでこんなことしてみるかといいますと、「スピーカー」と”speaker”のようにカタカナ語と英語で結果に大きな違いがあることがよくあるからなんです。この本のspeaker、見出し語の意味として「話す人」としか書いてないですが、辞書には「スピーカー(拡声器)」の意味も出ています。カタカナ語が和製英語、つまり日本でしか通用しない意味で使われていないかチェックです。

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