英単語を発音から整理

英語・英会話のコツ(キモ)はあるのか?

例文で覚える中学英単語・熟語1800に登場する英単語を発音から整理してみようと思いました。
新出英単語の発音は辞書等で調べて覚えるようにする。これは確実な方法ですね。
でも、今まで見てきた英単語のスペルと発音の関係から新出単語の発音を類推できるようになりたい。それには自分の覚えている英単語から発音のルールを見つけ出せればいいわけです。
でも、自分でルールを見つけ出さなくてもフォニックスルール(Phonics Rule)というものが存在することを知りました。英語圏の子供たちはこれを使って発音を覚えるそうです。
ただルールには例外もいっぱいあるから、結局は1語1語辞書等で調べてみないと安心できないのでは?
フォニックスルールを知って、頭がすっきりした気分になったかと思ったら、また混沌に逆戻りさせられそうです。
でも、考え直しました。
先ずは基本だというルールを頭に叩き込む。そしてルールに合致した英単語を確認し、当てはまらないものは例外として整理して覚える。
こう考えるとまた頭がすっきりしてきました。で、この方針で進むことにしました。

フォニックスルール(Phonics Rule)を学ぶと今まで自分が覚えてきた英単語の発音をすっきりと整理できるんですね。

それでは、これから英単語を整理するうえで大切なことをピックアップしてみます。

  • 英単語は正しい音節に分けられることが先ず大事。
  • 各子音の発音をチェックすることと、子音が2つ以上続く場合、どのような組み合わせがあるのかをチェックすること。
  • 母音の発音は母音が1つの時、2つ続くとき、背後にrが続くとき等すべての組み合わせをチェックすること。
  • yとwは子音にも母音にもなるので注意が必要なこと。

子音について

子音が2つ続くとき、2番目に来る子音は限られているのが分かりました。
2番目に来るのはほとんどがlかrです。ところがsに続く子音だけは多く存在している。
sl,sk,sm,sn,sp,spr,spl,st,str,sw,sy,sc,sch,squなどです。でもsrは調べてもなかった。
このことからも、sで始まる英単語が他より多いのがなんとなくわかりますね。
※例文で覚える中学英単語・熟語1800には登場しないものも若干含みます。

子音の内、次に子音が来ない、つまり必ず母音が来る子音(h,j,l,m,n,r,v,y,z)もある。
※例文で覚える中学英単語・熟語1800の範囲で調査。myのyは母音。

母音について

a,e,i,o,uとy,wの基本的発音をチェックすると母音一つの時の発音が整理できますね。
そして母音が2つ続く場合のすべての組み合わせを表にしてみると、実際に使われるものとそうでないものがはっきりします。

例えばaaやaeの組み合わせはないが、ai,ay,au,aw,ar,are,air等の組み合わせは存在します。

eの次にはa,e,i,y,o,u,wのすべてが来ます。
eaならteach、eeならweek、eiならeitherやeightがあり同じeiでも発音が違う。
eyならkeyやtheyでこちらも同じeyで発音が異なります。
euならEurope、ewならnewとflewのように2種類の発音がありますね。

このように組み合わせをチェックして、頭の中を整理した後は、来る日も来る日もそれぞれの組み合わせで、どんな英単語があるか思い出す練習です。
例えばeaの組み合わせを思い出してみましょう。
teach,please,pleasure,ahead,already,speak,easy,team,read,mean,・・・eaの組み合わせは沢山ありますね。そしてeaの発音は2種類だと分かります。
そしてeaと続いてもrealやtheaterは音節でeとaが分けられるので要注意です。
realの音節はre|al、theaterはthe|a|terのように3音節です。