例文2〈何曜日?- What day?〉

英語・英会話のコツ(キモ)はあるのか?

“what”は疑問文のときに文の先頭で使われている疑問詞。かつて、これが私の認識でした。
認識はさておき、どうやって使うのかを理解して、実際に使えることが重要ですね。
この本の「見出し語の意味・解説」ではwhatは代名詞で「何」、形容詞で「何の」とあります。
ということは、代名詞「なに」のときは単独で使われ、形容詞「何の」のときは次に名詞がくるということですね。
例文を調べてみると、形容詞として使われているのはこの例文02:What day:「何曜日」のほかには、例文109:What club:「何のクラブ」と例文129:What time:「何時」だけのようで、後は代名詞の用法でした。

What day is it?は「何日?」、それとも「何曜日?」

日本語では「曜日」といえば1週間のそれぞれの日のことであり、曜日の前に「月」「火」「水」「木」「金」「土」「日」を加えて「月曜日」「火曜日」・・・のように各曜日を表すことができますね。

曜日の表現に関しては、英語ではおなじようにはいかないということです。

例文2のように「何曜日」と言いたい時、”What day”を使うんだということはわかりました。

でも、この本では説明されていないようですが、”What day is it?”は「何日?」と「何曜日?」、両方の意味があるようです。ならこの例文では”What day is it today?”という質問にどうして”It’s Tuesday.”と答えているんでしょうか?

確かに「何日?」と「何曜日?」の両方に使えるようですが”What day”を使った場合は曜日を聞いていることが圧倒的に多いようです。そして、日付について聞きたい時は、次の例文3のように”the date”を使うのが普通だということのようです。
それでも”What day”を使って「何日」か聞きたい時は”What day of the month is it today?”を使えばはっきりしますね。
同じように「何曜日」とはっきりしたい場合は”What day of the week is it today?”ですね。

ところで普段、人に「今日は何曜日?」と聞く機会はどれくらいあるでしょうか?ちなみにわが家では妻に「今日、何曜日?」と聞くと軽蔑した面持ちで「曜日感覚までなくなったの?」と言われてしまいます。

曜日の練習

曜日の練習は12ページのまとめてチェック〈曜日 days〉で確認して、例文2の火曜日:Tuesdayを入れ換えればOKですね。

 日曜日  Sunday  pronunciation_Sunday
 月曜日  Monday  pronunciation_Monday
 火曜日  Tuesday  pronunciation_Tuesday
 水曜日  Wednesday  pronunciation_Wednesday
 木曜日  Thursday  pronunciation_Thursday
 金曜日  Friday  pronunciation_Friday
 土曜日  Saturday  pronunciation_Saturday

ついでに発音もチェック!
音節が3つなのはSat-ur-dayだけですね。

“It’s”について

見出し語説明欄のitを見ても”It’s”の説明がありません。26ページのまとめてチェック<代名詞+be動詞の短縮形>に”it is→it’s”とあります。

この本の例文には31回ほど”It’s”がでてきます。いずれも”it is”が短縮された”it’s”です。
でも”it’s”はいつも”it is”の短縮形と覚えているとやばいです。この本でもLevel5になると現在完了形がでてきます。つまり中学英語で現在完了を習うということですから、”it’s”は”it has”の短縮形であることもあると覚えた方がいいですね。”he’s”や”she’s”も同様です。181ページに、まとめてチェック<主語+have>の短縮形という欄がありますが、ここには掲載されていません

“it’s”は”it has”の短縮形である例はこの本にはないようですので、自分て作ってみることにしました。例文239は次のようになります。
“Though it has been 10 years”→”Though it’s been 10 years”

例文で覚える中学英単語・熟語1800を活用して、しっかりと英語の基礎を構築するには、ただ英文を暗唱したり、単語や熟語の意味を覚えたりするだけでは不十分だと思いました。常に”なぜなんだ?”と疑問を感じ、疑問に思ったら調べることが大事ですね。一つ一つ自分で解決していくことで身についていく、楽して身につくわけがないですから・・・。